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センバツ:常葉菊川(静岡)が6-4で熊本工を破る
九回表常葉菊川1死三塁、町田が勝ち越しとなる中前適時打を放つ=阪神甲子園球場で2日、貝塚太一撮影 第79回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)は2日、阪神甲子園球場で第11日が行われ、準決勝第1試合で常葉菊川(静岡)が6-4で熊本工(熊本)を降した。 〇常葉菊川6-4熊本工● 常葉菊川は1点を追う九回、先頭の石岡が右中間へ二塁打。続く浅原もバントで送らず左越えに二塁打を放って同点とし、さらに町田、相馬の適時打で計3点を奪って逆転勝ちした。先発の左腕・田中は球にいつもの切れがなく、四回までに4点を失った。しかし、ベンチは早めのタイミングで五回から戸狩にスイッチ。この継投が効を奏し、戸狩は得点を許さなかった。 熊本工は二回に藤村の左翼線三塁打など3長短打で3点。四回、藤村の2打席連続三塁打で1点を勝ち越した。しかし、戸狩に代わってからは速球に押され気味で五回以降は散発3安打。追加点を奪えなかった。 ▽常葉菊川・森下知幸監督 (三回の)相馬の右中間三塁打でチームが元気を取り戻した。戸狩は思ったよりいい投球。チームは勝負どころで打てるようになり、成長した。 ▽熊本工・林幸義監督 藤村の2本の三塁打の後に得点できなかったのが痛かった。左投手なので盗塁よりも送ることを考えたが、バントを失敗してしまった。 ◇バント無用の攻撃野球が実を結ぶ 攻めて攻めて攻めまくる。常葉菊川らしい、バント無用の攻撃野球が実を結んだ九回の逆転劇だった。 1点を追う九回、先頭・石岡の二塁打に続き、途中出場の9番・浅原が送るそぶりも見せずに左越えへ同点二塁打。さらに1死三塁となって、打席が回ってきた町田。高めのカーブを中前に運び、決勝点をたたき出した。 この場面、ベンチの指示は「高めを捨てろ」だった。しかし、町田の思惑は違った。「投球練習を見ていたら、高めにカーブが浮いていた」。相手の状態を冷静に見極めていた。その上で「プレーするのは自分たち。思い切り振ろうと思った」という。自己判断の末の高めのカーブ打ち。それも初球だった。 町田だけではない。チームの全40打席のうち、ファウルやバントも含めると初球を打ちにいったのは20打席にもなる。どの選手もファーストストライクから打って出た。積極姿勢はチームの隅々に浸透していた。 森下監督は、選手を消極的にさせないために、大会を通じてバントのサインをほとんど出していない。町田には三回にバントを指示したが、ファウルになるやすぐにヒッティングに切り替えた。「バントより、打って作ったチャンスの方が(得点の)確率が高い。勢いや、やる気にもかかわる」。独自の哲学だ。 バント抜きの攻撃野球といえば、「攻めダルマ」と評された故蔦文也監督率いる池田が思い浮かぶが、池田が優勝した第55回大会での総送りバント数は7、第58回優勝時も7。しかし、常葉菊川は4試合を終えてまだ1だ。第50回大会以降での決勝進出校の最少の総送りバント数は3。池田ほどのパワーはないが、常葉の超攻撃姿勢は特筆される。 静岡県勢の決勝進出は浜松商が優勝した第50回大会以来だが、2番二塁の主将として優勝に貢献したのが、森下監督。「ずいぶん昔のことですから。いい試合をしたいですね」。気負わず自然体で決勝に臨む。【長谷川隆広】 ◇「ベスト尽くした」 九回に同点二塁打を浴び、降板した。「ベストは尽くした。忘れ物はありません」。その後の沈黙に、気丈な言葉とは裏腹の思いを感じた。 相手投手は大阪桐蔭打線を抑えた田中。しかし、自身も昨夏の甲子園でエースを務め、16強に進んだ。「経験は上」。試合前、自負と闘志を見せていた。 序盤、球が浮いて3失点したが、冷静に投球を切り替えた。「相手は振ってくる。ゆるっと投げた」。連投の疲れも踏まえ、力まず緩急をつける。五、七回は各7球、八回はわずか4球で終えた。交代予定の五回を大きく超えた。 昨夏以降、目標を見失い「燃えられない」時期が続いたという。だが明治神宮大会初戦で千葉経大付に大敗。目が覚めた。冬場に走り込み、フォークを覚えた。迎えたセンバツ。2回戦でその千葉経大付相手に延長12回を投げ抜いた。 九回の同点打は狙い通りの低めのスライダー。それを左越えに運ばれた。「相手が上でした。自分の弱さです」。涙はなかった。【野上哲】 ○…八回から一塁の守備に入り、九回に同点の適時二塁打を放った常葉菊川の浅原は「真ん中スライダーを思い切り振った。抜けろーと思った」と起死回生の一打を振り返った。昨秋の東海大会までは4番打者。しかし、打撃不振から明治神宮大会以降は控えに回っていた。練習では一番最後にグラウンドを引き上げるチーム一の練習好き。練習熱心さを買って、ここ一番で起用した森下監督の期待に応え「本当にうれしい」と白い歯を見せた。 ○…九回、同点にされた直後の場面で、熊本工のマウンドを託されたのは捕手・藤本。公式戦での登板は昨夏の熊本大会の決勝以来。「打たれてたまるか」と臨んだが、決勝打を許した。 昨秋から肩の強さなどを買われ、捕手に転向。冷静なリードでエース・隈部を支えながらも、投手の練習も時折続けていた。春の練習試合では無失点だったが、勢いのある常葉菊川には通じなかった。「僕が投げることがないようにしたい」。本職を極めるつもりだ。 常葉菊川(静岡)-熊本工(熊本)の試合詳細・個人成績 毎日新聞 より 8回から見たけど、あの時、熊本、惜しいことしたよねぇ。チャンスのがしちゃったものぉ。 PR ![]() ![]() |
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