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SLで町おこし 過疎の町に60年ぶりにSL

 鳥取県東部の山間を走る若桜鉄道の若桜駅(同県若桜町)に、かつて県内で活躍し、長く兵庫県多可町で展示されていた蒸気機関車(SL)が60年ぶりに帰ってくる。駅に残るSL時代の設備を活用し、“鉄道遊園地”として整備する計画が進められているためだ。過疎に苦しむ町民の期待を乗せたSLは7日深夜に多可町を出発し、県境の峠をトレーラーで越えて駅に運ばれる。

 若桜鉄道はJR因美線郡家駅と同町までの約19キロを結ぶ第三セクター鉄道。若桜駅には国鉄若桜線として開業した昭和5年当時の姿をとどめる木造駅舎のほか、機関車を方向転換させる手動の転車台など、SLが活躍していた時代の設備が残されている。

 しかし、こうした設備は昭和40年ごろに役目を終えた後は放置され、長く草に埋もれて荒れ放題だった。整備を始めたのは、平成16年にJRの運転士を退職してUターンした同鉄道運転士の山根徹さん(53)。「鉄道に関する地域の文化財が放置されているのがもったいなかった」と、東京を拠点に勤務していた6年前、休暇を利用しながら自宅があった神奈川県から1人で故郷を訪れ、転車台の修復を始めた。

 地道な作業を続けるうちに住民に協力の輪が広がり、4年間かけて腐った枕木の交換や塗装も完了。昨秋には住民の間で「若桜駅SL保存会」も結成され、周囲にあった給水塔や石炭を積む台もかつての姿を取り戻した。

 「この転車台に本物のSLを乗せたい」。そう思った山根さんは各地に展示されているSLの情報を収集。昭和13年に製造され、49年からは多可町に展示されているSL「C12形167号機」に着目した。

 町や保存会は昨年10月から多可町との間で譲渡交渉を開始。多可町では長年親しんだSLが消えることに反対意見も多かったが、最後は「SLがより輝ける場所に譲るほうが良い」(戸田善規・多可町長)と譲渡を決めた。

 保存会では移設後、SLにコンプレッサーを取り付けて自力走行させ、観光客に転車作業や試乗を体験してもらう計画。SLを目玉に駅を“鉄道遊園地”として整備し、記念切符や絵はがきを発売、さらにライトアップや撮影会などのイベントを開いて地域の活性化に役立てる考えだ。

 若桜町の小林昌司町長は「田舎町でも住民が夢を持てば必ず実る。SLと鉄道資源を活用して、この町を発展させたい」と話している。


産経新聞から 
 SLは人気あるでしょう。小さい頃、SLの中に入れて興奮したねぇ。
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