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 福田康夫首相と舛添要一厚労相のバトルがまたまた表面化してきた。福田首相は5日、厚生労働行政の抜本改革策を検討するため厚労省内に設置予定だった有識者会議「厚労行政在り方懇談会」を官邸に移管することを決定。さらに、「舛添氏のお目付け役として閣僚経験者の鴨下一郎前環境相という“大物”を厚労副大臣に据えた」(政府関係者)ためだ。

 「厚労省の中にあるから、まったく改革できず、官邸に移したら改革できるなんてものじゃない。この1年間、どれだけ官邸内の官僚機構と闘ってきたか」

 舛添厚労相は5日の記者会見で、懇談会が官邸に移管されることについて、こう怒りをぶちまけた。

 一方、「お目付け役」として福田康夫首相に送りこまれたと言われる鴨下副大臣は同日の就任記者会見で、「複雑な思いはあるが、高度な判断が首相にあったのだろう。国民が安心できる厚生行政のため使命を果たしたい」と、微妙なあいさつ。

 舛添厚労相からは年金担当を指示されたものの、医師出身で自民党で緊急医師不足対策をまとめた経験もあるだけに、「せっかく厚労省に来たのだから多少そういう仕事もしたい」と意欲を表明。「国会答弁などの役割分担はまだ決まっていないが、私の意見も言わせてもらいたい」と、舛添氏を牽制した。

 さらに、2009年度の基礎年金の国庫負担引き上げにいたっては「09年度という約束は守らなければいけないが、(実施時期が09年)4月かどうかは多少柔軟に考えていいのではないか」と主張。先送りを否定する舛添氏との溝が早くも露呈する結果となった。

 与党有力筋は、福田首相が“お目付け役”を送り込んだ理由をこう解説する。

 「官邸サイドは今年6月、伊藤達也首相補佐官(社会保障担当)が中心となって、政府公約である『5000万件の消えた年金の確認』は無理と判断。国民人気の高い舛添氏に謝罪させ、辞任させることで事態を乗り切ろうと画策した。しかし、舛添氏が激怒して拒否したため、今度は支持率アップのために舛添氏は続投させるが、裏で実権を握る作戦に切り替えたんでしょう。実際、鴨下氏の起用は当初、舛添氏が難色を示したものの、福田首相の強い意向で押し切ったんです」

 そもそも舛添氏や渡辺喜美前行改担当相の2人は官邸サイドと調整せずに“問題発言”を頻繁に行うため、官邸サイドは「オフレコの言動さえも入念にチェックしていた」(政府筋)とも言われている。

 福田首相は年金問題で批判が集中している厚労省の組織改革を官邸主導で行うことで、政権浮揚につなげたい思惑があるようだが、舛添、鴨下、伊藤の三者の役割分担や意思疎通がうまくいかない現状では、絵に描いた餅になるのは間違いない。

ZAKZAK 2008/08/06

福田に権力はあるの?
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