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今年も6月の株主総会をへて多くの新社長が誕生するが、最大のサプライズは日本板硝子の社長に就任するスチュアート・チェンバース氏(51)だろう。2006年に同社が買収した英板ガラス大手、ピルキントン社の社長が本体の社長に就任するという仰天人事。経済界では、日本板硝子はいずれ消滅するとの見方が広がっている。

 今回の人事について、タレント・千秋(36)の父親で会長に就任する藤本勝司社長(64)は「プロ野球でもサッカーでも日本のチームだからといって日本人が監督になる時代ではない」と強調した。確かに日本企業でも外国人トップは珍しくなくなった。

 口火を切ったのは、00年6月に日産自動車の社長に就任したカルロス・ゴーン氏(54)。「ゴーン改革」で旋風を巻き起こし、外国人社長に門戸を解放した。05年6月には、ソニーの会長兼CEO(最高経営責任者)にハワード・ストリンガー氏(66)が就いた。

 「外国人社長といえば、経営が悪化した日本企業を外資が買収し、社長を送り込むのが一般的。日産を買収した仏ルノーから再建のために派遣されたゴーン社長が典型的だ。日本板硝子のケースは、買収された日産の社長がルノーの社長になるようなもので、大企業では極めて珍しいケース」と財界関係者は指摘する。

 06年6月、世界第6位のガラスメーカー、日本板硝子は同3位のピルキントンを約6160億円投じて買収。売上高が2倍の英名門ガラスメーカーを傘下に収め、「小が大を呑んだ」と注目を集めた。

 それから2年。「庇(ひさし)を貸して、母屋を取られたようなもの」(証券アナリスト)と驚きの声があがる。

 常任取締役の日本板硝子出身者は現在の10人中7人から、6月27日に開催される株主総会の新人事では8人中4人となり、ピルキントン出身者が半数を占めるようになる。

 「4人の日本板硝子出身者のうち、出原洋三会長は代表権のない取締役会の議長、藤本勝司社長も代表権のない会長になる。阿部友昭副会長も代表権はない。はっきりいって、お飾りになる。一方、ピルキントン出身者は、社長兼CEOになるチェンバース氏をはじめ経営の中枢に座る。ピルキントンが呑み込んだ人事だ」(同)

 外国人トップの最大の効用は、ドライな改革が進めやすいこと。「今回の日本板硝子の人事は、大リストラをにらんだ新布陣」と先の財界関係者はみる。

 人事以外でもピルキントンの立場は強まった。建築用と自動車用ガラス部門で使う世界共通ロゴは「PILKINGTON(ピルキントン)」に統一される。

 「近い将来、社名をピルキントンに変更し、本社もロンドンに移すことになるでは」と先の証券アナリストは予測する。

 表向きは日本板硝子によるピルキントン買収だが、実質は日本板硝子がピルキントンへ持参金を付けて身売りした格好。呑み込んだはずが、気が付いたら呑み込まれていたという“逆転現象”が起きたわけだ。

ZAKZAK 2008/05/23

 乗っ取られたってこと?
情けないですね。
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